福岡県出身シンガーソングライター吉原しおりの日常を綴る、ブログ。

吉原しおり

シンガーソングライター

「何のために音楽をやるの?何のために歌うの?」

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本日5月1日より「歩いて、歩いて、歩く」

配信リリースしました!

 

この曲は、私の足を地に着かせてくれました。

ブログにまとめてみようと思います。

最後まで読んでいただけると幸いです。

⚠️読む前に聴きたいという方もいると思うので読む前に聴きたい派はここまで!😂

 

 

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この曲は2020年から2021年にかけて

かなり時間をかけて(いや、かかって)

できました。

 

「何のために音楽をやるの?何のために歌うの?」

そんなことを考えさせられるような出来事が積み重なり、今まで自分の世界で趣味の延長線上で楽しく感覚的につくってきたものを一度、聴く人の目線になって書いてみようと決意しました。

聴く人の目線になったとしても

結局は自分を救う歌になった のは結果論ですが、

繊細で複雑な胸の内に寄り添えるような楽曲になったと思います。

 

「しおりちゃんは優しいよね」って

どこに行っても昔から言われてきた言葉は

自分にとっては褒め言葉と感じていなくて

優しさは弱さだと思っていました。

自己主張できず他人を優先してしまっているだけで

情けないことだと思っていました。

優しいっていう言葉で自分を守るしかなくて

ただただ傷つきやすいし、浮き沈みも激しく、

本当は黙ってるけど思ってることが沢山あって

我慢しているだけで腹黒い人間だと

優しい人っていうのは皆、そういうことだと

そう捉えてました。

 

でも、街中でおばあちゃんを助けた時に

目を見てゆっくりと伝えてくれたのは

心の底からの「ありがとう」と

「あなたみたいに優しくて強い人はいない。」

 

優しくて強い...

強いって言葉に私はとても

語彙力がないのでうまく表現できないけど

嬉しかった。単純にそれだけで

本当に嬉しかったし、自信もついたのかもしれないです。優しさを強さに変えようと。

 

それと同じ頃、

身近な人に「死のうと思ってた」って

告白されました。

 

その時はショックとなんだろ

無力感となんだろ

綺麗事かもしれないけど本音としては

そうやって行き詰まってる人の気持ちを

少しでも救いたい。

しおりちゃんに出会ってよかったって

言ってもらえる人間でありたい。

それが私の存在意義です。

周りが教えてくれました。

自分を救うために曲をかいてきたけど

誰かを救うために曲をかいたら

必然的に自分が救われるんじゃないかとも思ってきました。

とは言うものの自分の中に芽生えた思いがないと嘘みたいな言葉で何も届けられないです。

 

後に完成する歩いて、歩いて、歩くのメロディだけできてて、歌詞は意味がわからないと言われ、何度もやり直しをしているときで

 

その二つの経験がタイムリーにあったので

私は歌詞をものすごいスピードで書き直しました。

あんなに悩んで悩んで言葉が出てこなかった自分が嘘のように。

 

自分の中の強い思いがちゃんと言葉として出てきてくれた曲だと思っています。

 

私はこんな思いを一切話さなかったけど

ピアノの音でかえってきた....

レコーディングのときに聴いて心が震えて

あんなに歌詞かいたのに

もう歌入れしなくて良いんじゃないかって思ったくらいです😂笑笑

ギターもそれに寄り添うかのように優しくて。😭

ジャケ写も奇跡的に雲が良い感じになった!

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

なぜ北海道のモエレ沼公園なのかは更に長くなるので割愛します。ww

 

何歳になってもつまずくときはつまずくだろうし、それでも明日はきてしまうから

先のことは不明瞭でも 精神的にも体力的にもきついときも

ひとまず立ち止まらずに 

自分の選択で歩き続ける

そしたらちょっと次のことが見えてくるんじゃないかと人生観を描いた歌。

「歩いて、歩いて、歩く」

よかったら聴いてみてください。

https://big-up.style/z6WwgKwNaY

 

読んで下さりありがとうございました。

 

吉原しおり